長期のブランク(空白期間)がある時の履歴書の書き方例 ~空白期間をどう説明するのがベスト?~
カテゴリ:アルバイト 履歴書の書き方 キーワード: 職歴の書き方(5件)
今回は、長期のブランク(空白期間)についてです。
アルバイトに限らず、就職、転職、全てのシーンでなかなか難しい問題ですよね。
今回は長期の空白の説明方法をまとめました。
<この記事の目次>
まずポジティブに出来るなら全力でポジティブに!
人生いろいろありますから、お仕事経歴の中で、仕事についていなかった期間が出来る事はよくあります。
それは採用の側は特によく見かけるので、ある程度理解している方が多いのも実際です。
大切なのは、空白そのものではなくて、その「理由」です。
理由が全うで、納得できるものなら、採用を勝ち取れる確率は高くなります。
もしポジティブに書けるブランクなら、それは全力でポジティブにとらえる方が良いでしょう。
ポジティブな長期のブランクの例
・結婚して子育てをしていた。子供がある程度大きくなったのでもう一度働きたい
・資格取得のために勉強していた。(その資格をとった、取れなかった、どちらでもOK)
・留学をしていた。世界を旅していた。
こういった理由なら、あまり神経質に考えず、素直に自己PR欄に書いたり面接で詳しく説明すれば、面接官には理解してもらえます。
また、子育て経験や資格勉強、海外を旅してきた経験が仕事に活きる事もありますので、むしろプラス材料になる事もあります。
病気の治療のために長期のブランクが出来た時は
次は病気の療養の場合です。
この時の一番大切なポイントは、「もう治ったので、お仕事をしても大丈夫です。再発も(おそらく)ありません」とアピールできるかどうかです。
もしまだ通院中で治っていない場合は、可能なら出来るだけちゃんと完治するまで治療に専念した方が、良い結果が出るかと思います。
といっても、完治には時間がかかるものもあります。
お医者様からは「働いてOK」と言われているけれど、月に何度かは通院が必要という事もあるかと思います。
そういう時は、「履歴書を見ている人に、安心できる理由を出す」が一番のポイントです。
病気の治療のためのブランクの説明例
・以前の職場は、気温がマイナスの冷凍用倉庫の中でのお仕事だったため、体を冷やしすぎて体調を崩したので辞めました。
もう既にお医者様からは、「働いて良い」と言われており、今度は暖かい場所での仕事をしたいと思っています。
・以前の職場は工事現場での作業が中心で、その時に足を怪我してしまったために辞めました。
現在は完治しており、今度は怪我のおきないオフィスワークの仕事をしたいと思い応募しました。
このような例の場合ですと、「もう治っているので大丈夫」という説明が出来ますし、
職種がまるで違いますので、「同じような事は起きない」と面接官に安心してもらえる説明が出来ます。
逆に、以前の事があるのに、また冷凍関係のお仕事や、工事現場でのお仕事に応募してしまうと
「またウチの会社でも同じ事が起きるのでは」という不安を与えてしまいますので、職種選びがキーになってくるかと思います。
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メンタル的な理由での長期のブランクの場合
メンタル面は人事・採用の世界で、とても大きなテーマです。
欝の話題や引きこもり支援の話題は、新聞などでもよく取り上げられますし、人事系の人間はとても関心の高い場合が多いです。
と言いますのも、大きく二つの理由があるからです。
一つ目は、「自社でメンタルの問題を起こしたくない。出来れば採用は控えたい」という思いがあるからです。
しかし一方で、「実力があるのに、メンタル面での問題で前職を辞めた方は、前の会社が悪いだけで、自社ならその人の実力を活かせるのではないか」という希望もあるからです。
特に前職がブラック企業で心に負担がかかってしまった方が、応募者としてこられた時、
「ウチの会社はそんな酷い扱いはしないし、同じパターンは起きないはず。ここでなら活躍してもらえるのでは」という思いを持つ事も多くあります。
(私自身も何度かそういう方とお会いし、上司に採用を強く進言した経験があります)
採用側の人々がどう考えるかは、その会社の方針にもよるのですが、
応募する側で気をつけてアピールする方法があります。
メンタル的な理由でのブランクの時のアピール方法
面接官は、とにかくリスクを嫌います。
例えば、AさんとBさんが応募してこられたとします。
・Aさん 「欝で1年ほど引きこもっていましたが、治ったので、もう一度働きたいと思い応募しました」
・Bさん 「欝で1年ほど引きこもっていましたが、治ったので、もう一度働きたいと思って短期バイトを3社経験しました。今度は長期で働きたいと思い応募しました」
このお二人が来られた時は、間違いなくBさんの方が有利です。
Bさんには、短期バイトで大丈夫だったという実績があります。
この「実績」がとても重要です。
「応募者の方は大丈夫と言っているが、本当に大丈夫なのかわからない」というAさんと、
「実際、短期バイトを3つも経験して、どれも途中でやめる事なく、契約期間をやりきった」というBさんでは
Bさんへの安心感が圧倒的に高くなりますよね。
この「実際に大丈夫だった」という証拠を、履歴書に書き、面接でも丁寧に説明できる。
こういうアピールが出来ると、面接合格率が一気に高まります。
メンタル的な理由でのブランクからの復帰方法について
ここからは、私の個人的な考え方ですので、どの会社でもそうとは言えませんが、
私は、「短期のお仕事で実績を作って、証拠でもって面接官に安心感を与える」という方法が一番ではないかと考えています。
特に短期の大量募集の場合は、採用される確率がとても高いですから
いきなり長期の仕事や正社員への応募を数をこなすのではなくて、
短期バイトで「実績作り」を経てから、長期バイトや派遣社員、正社員など、ご自身の本命のお仕事へ応募される方が採用される可能性が高いと思っています。
まとめ
ブランクは誰にでも起き得ることです。
この記事を書いている私にもありますし、同僚にもそういう方は多くいます。
「ブランクがあるからダメだ」ではなく、それをクリアできるアピール方法や、経歴の積み方が大切です。
ブランクをあまりネガティブに考えるのではなくて、「どうすればクリアして、希望する仕事につけるだろう」とアイデアを出していく事で、十分に希望を叶える事が出来ると私は思います。
あなたのお仕事に幸ありますように!
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2.そのバイトの競争倍率(受かりやすさ)を見れるので、受かりにくいお店が一目でわかります。(応募バロメーターをチェック!)
3.希望条件がアプリに保存されるので、何度も同じことを入力しないで済むから早い

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